メンバー::L谷内、宮坂(松本労山)
GW連休のはずれであったおかげか、誰もいない静かな東尾根を堪能できました。宮坂さんとは冬の泊り山行は初めてでしたが、体力充分で頼もしい相棒でした。
5/7 うすぐもり。5時茅野発‐6:15鹿島集落。車一台もなし。コゴミを調達後6:30発。いきなりのブナ帯の急登はこたえる。尾根上にでると夏鳥のキビタキの出迎えをうける。1600m辺りから雪出はじめ歩きやすくなる。9:37JP,10:34P3、11:34P2と快調に進み爺山頂も顔をみせてきてくれる。P2から先のナイフリッジが心配であったが、それ程悪くもなく通過でき一安心であったが、その後の急登はボコボコもぐりしんどい思いで12:50P1着。当初テンバ予定地と考えていたのだが、天候ももってくれており明日の鹿島槍を確実にすべく冷池まで前進とす。14:20爺中央峰で握手の後雪の消えかかった縦走路をバテバテになりながら15:30冷池山荘テンバ着。テントは3張りと少なく、小屋も数人の泊りと。大量の水分で脱水補正につとめる。
5/8 前夜PM7時からAM3時まで強い雨風にふかれまんじりともしない一夜をすごす。朝、雨はやんで晴れ上がり剣も姿を見せてくれたが風強くすぐに雲出始めてくる。赤岩尾根下降の夏道トラバースルートは今シーズンまだ誰も入ってないらしく多量降雨後でもありいやらしい。直登ルートの下降を選択するが条件の良いうちに処理したいということで鹿島ピストンは断念し5:30下山開始。赤岩尾根の頭には竹ペナントとトレースあり、適度にしまった急斜面を慎重に下る。カリカリでもボコボコでもいやらしい斜度である。トラバースルートと合流した頃から上部ガスり始め、一発の雷鳴とともに小雪舞い始めてくる。早めの下山で正解。途中から西沢への下降も考えていたのだがデブリだらけなことと昨夜の降雨によるブロックの不安あり、忠実に尾根を下り7:55末端着。出合まで西沢からのデブリが押し寄せていた。フキノトウをとりながら林道を下り9:05大谷原。カタクリ、キクザキイチゲを愛でコゴミをつまみとりながら車道を歩き10時鹿島駐車地点帰着。