長野県連教育部主催、しらびそ山の会主管の沢登り初級の登山学校を北八ヶ岳西天狗河原木場沢で開催しました。
梅雨時のため予備日を設けての計画を立てましたが、予想通り7/4は雨で順延、7/10の実施となりました。
そのため当初の参加予定者16名(5山岳会)が10名(3山岳会)に減ってしまったのは残念でしたが、しらびその谷内講師の丁寧な指導の下、まとまりのある講習になりました。ポイント毎に地形の説明を受けながらルートのとり方、歩き方、危険の回避、ロープワークから花の解説まで多方面にわたり学習しました。
河原木場沢は水量が多めの小滝が連続して現われ、みんなしっかり合羽を着込んで果敢に直登。頭の上から水をかぶりながら、手掛りを探すという初めての体験もしました。また気持ちのいいナメを随所で楽しみながら、見頃のクリンソウが両岸に群生して見事なお花畑を作っていたのには、歓声があがりました。
圧倒的な迫力の醤油樽の大滝を見た後、1時間かけて高巻き。雨の後なので、滑りやすい草つきやザレっぽいヶ所では固定ロープを出してもらいました。沢の上部はかなり荒れて、折り重なる倒木に苦労しながら源頭部に到着。ここで沢シューズを脱いで大休止とすると、冷えた体に日差しが嬉しい。
ここから尾根線まではラクに気をつけながら、あえぎながらの急登となるも花に慰められて何とか終了することができ、後は西尾根の登山道を下り、枯尾の峰からはルートファインディングで入渓点の沢出会いまで藪こぎ下降となります。初心者としてはこの辺りからは、体力的に着いていくだけで精一杯の状態になってしまいましたが、ぴったり沢出会いの駐車場所に降り立ち、無事帰着。解散式を行って、本日の登山学校を終了としました。
〈行動記録〉
茅野市運動公園発6:45 - 沢出会駐車入渓7:40 - 醤油樽滝9:20 - 右岸高巻き滝上部に降下10:30- 源頭部12:30(大休止)13:00発 - 天狗西尾根上13:50 - 枯尾の峰15:15 - 沢出会着16:00 解散
クリンソウ 醤油樽の大滝