会員が出かけた山行をお知らせします。
2009年12月20日 八ヶ岳阿弥陀岳北稜 メンバー;谷内、小泉
ここ数日の強い寒気団のおかげで新雪をまとった阿弥陀で今シーズン初めての登攀山行を行ってきました。
曇り空で寒々とした気象条件であったためか計画変更してきたとおぼしきガイドパーティーでおおにぎわいで一般縦走路の岩場なみの混雑状況でありました。
2009年12月12日 忘年山行 北八ヶ岳高見石
メンバー、倉沢(L)、谷内、福田、折井、小野木(記)
忘年会を兼ねての忘年山行へ北八ヶ岳高見石へ行ってきました。
前日降った雪が木々の枝から降り注ぎ、まるで雨の中を歩いているようでザックからヤッケはびしょ濡れになり、ザックカバーやカッパが必要でした。
麦草峠の国道は、今シーズンは除雪されていて軽トラとすれ違ったのにはびっくり、標高2100mで冬季通行止めのこの時期に車とすれ違うとは。
丸山への急登に苦労し、高見石での展望には感動し、賽の河原ではある意味寒さを感じながらの雪山でした。
その後の温泉と忘年会が本日のメインだったのは、ご推察のとおりです。
ルート図はこちらをご覧下さい。
2009年10月10日 八ヶ岳阿弥陀岳南稜 メンバー:舟橋(L)、朝倉、折井
キノコ取りも兼ねて、阿弥陀南稜へ行ってきました。
船山十字路より広河原沢を詰めて二股より、立場山北斜面に取り付き直上。アオナギに出ます。一休みの後無名峰へ登り、以後はスカイラインの中、頂上を目指します。残念ながら、無名峰より上部はガスで、展望は望めませんでした。核心部のP3はガリーを登りましたが、やや氷結ぎみ。霧氷で草付きの中は手がかじかみました。
上部は難なく登れ、阿弥陀の山頂に飛びだしました。ガスで寒い中、記念撮影し早々に下山。御小屋尾根を経由し、御小屋山からは南斜面の薮に進入。キノコを探しましたが、1時間かかってとれたのはわずかなジゴボウのみでした。
今年のキノコは不作のようです。キノコは少なくて残念でしたが人も少なく静かなルートでした。
※広河原から直上するルートは、ごく限られた人が使うのみで、地図上にはありません。マーカーもなく踏みあとも不明瞭です。経験者以外がルートとしてとることはお勧めしません。
アオナギにて オアナギより無名峰を望む
無名峰にて 核心部P3ガリーを登る
阿弥陀山頂にて「寒い!」 収穫のジゴウボウ
2009年9月20日〜22日 前穂高岳北尾根 メンバー;谷内、小泉
連休前半の好天に恵まれ初秋の前穂北尾根の岩稜登攀を楽しんできました。
・9/20 快晴
沢渡の駐車場からすでに大変な混みよう。登山道もたくさんの人。涸沢のテンバもめちゃ混み。五・六のコルへの登路の偵察を行い明日の早立ちをめざす。
・9/21 快晴
AM3:45本日のトップで行動開始。4:47五・六のコル着。登攀具をつけ準備をするうちに明るみだし五峰までは明瞭な踏み跡をたどる。四峰はどっしりと大きく岩の積み木のようで圧倒される。
ルートファインディングしづらくほとんど涸沢側を巻き登り、いきずまった所でやや強引に尾根上に抜け出てひと登りで四峰頂上5:52。次いでこのルートの核心部たる?峰であるが、
50mロープ3ピッチで快適に抜けることができた。
?峰の下りフェースは懸垂支点もあったがクライムダウンですんなりといき、あとはガラガラの稜線をたどり7:25前穂山頂。
振り返ると四峰にはたくさんの後続者が登ってきており?峰のルート待ちが大変そう。吊尾根を経て観光地の様相の奥穂9:20。白出コルのハシゴ場で上り下りの大渋滞に巻き込まれ10:45穂高岳山荘。ザイテングラートはわりとスムーズに下れ
12:05テンバ帰着し生ビールで祝杯をあげた。
・9/22 くもり〜小雨
パノラマコースを下山路にとったが人少なく快適であった。
センジュガンビ ウサギギク
2009年9月12日 南八ヶ岳 権現岳 曇りのち雨 メンバー 折井(単独)
今回、単独で権現岳へ。予報では雨が確実視されており、スタート時も曇天。あまり荒れたら単独登山故に引き返そうか、などと考え得ていましたが、何とか無事に山行が出来ました。
天女山入口から天の河原、前三つ頭、三つ頭、権現岳の往復ルート。前三つ頭までの途中、2200メートル付近で小雨がぱらつき始め、三つ頭から本降りになり、権現岳山頂では霙交じりの雨に遭い、ちょっと参りました。三つ頭まで戻り休憩を取るも、
20分も経たないうちに体がガタガタ震える始末で、早々に下山し始めました。途中ですれ違う登山者も6〜7名程度で、ただ黙々とした初秋の山行となりました。
2009年8月23日 木曽御岳山 王滝川鈴ガ沢東俣
メンバー 朝倉・舟橋・折井・矢島
早朝茅野を出発し、御嶽山田ノ原駐車場に1台をデポ。王滝村中心部で迷いつつ、入山地点の鈴ガ沢橋へ。約20分の林道歩き後、三沢橋で入渓。ナメ床が所々現れるなか、遡行。林道をくぐりなおして、まもなく核心部の3段計約30mの直瀑がでます。ここはやや濡れた条件ながら右岸より高巻き。その後は小滝の連続ですが、直登できない箇所もあり、高巻きに時間を費やしました。それでも思い思いに歩き、最終の30mの直瀑へ。ここは左岸をルートファインドしながら高巻き、隣の沢へでて、あとは涸れた沢を一直線に田ノ原の駐車場へ向かいました。思いの外、距離が長く手惑いましたが、楽しい沢でした。
2009年9月6日 八ヶ岳北端 鹿曲川 メンバー;谷内、小泉
登山学校の下見第二段として(?)蓼科山北面大河原峠につきあげる鹿曲川に行ってきました。
短い行程ながらナメを基調とした中に、ほとんどが直登可能な小滝の連続する楽しい沢でした。
最後のH30ソーメン滝下で大休止の後、かっての遊歩道を経て林道に抜けあがりました。
沢はよかったのですがアプローチの夢の平林道に問題あり。大河原峠先の仙境都市で
佐久への分岐後林道崩壊のため望月町方面は途中で通行止となっている。仕方なくゲート前に駐車後、歩いて沢出合いまでおりたわけですが草ぼうぼ状態で久しく手直しされてなさそうで来年はどうなるのであろうか?
2009年8月30日 八ヶ岳西面 河原木場沢 くもり
メンバー;谷内、鈴木(非会員)
来年の登山学校の下見も兼ねて(?)30年ぶりくらいに天狗岳西面につきあげる鳴岩
川支流河原木場沢にいってきました。
ゴルジュ内におちる醤油樽の滝は圧巻でしたが、全体としては滑床を基調としたこじ
んまりと落ち着いた沢で、ナメ歩き・小滝登り・高巻き・スラブ状のつめ・枯尾の峰からのヤブこぎ下降とひととおりの沢のエッセンスが集約されており、何かしらちょと得をした気分にさせられた一日でした。
2009年8月8日〜9日夏合宿 八ヶ岳 地獄谷本谷、天狗尾根
メンバー:朝倉(L)、谷内(SL)、舟橋(医療)、倉沢(食料)、折井(食料)、矢島(記録)
小泉、福田
久しぶりに八ヶ岳東面のバリエーションルートで夏合宿をおこないました。
初日は本谷、ゴルジュと小滝の沢登りで八ヶ岳らしい沢でした。
二日目天狗尾根は初級の岩稜ルート、緊張と花を愛でながらのコースでした。
天候不順のこの夏、初日夜に大雨に遭い出合の小屋へ避難はしたものの山行には影響なく
参加人数も近年に無く多くて充実した合宿になりました。
その他の写真はこちらを。
2009年7月25日 岐阜県 高原川・沢上(ソーレ)谷(乗鞍岳西面)
メンバー 朝倉(L)・折井・倉沢・舟橋・矢島・福田・加藤
奥飛騨へ沢登りに行きました。
入渓ポイントから30分あまりでひとつめの支流へ入りまもなく2条の五郎七郎滝。糸をひいたような美しさです。さらに2本目の支流には25mの直瀑、岩洞滝に出ます。美しいナメ床が随所に現れる本流をさらに登ると直瀑30mの蓑谷大滝を見上げます。ここは左岸より巻き、急傾斜を再び本流に戻るとまた美しいナメ床にでます。15mのナメ滝をロープを出して左より直登し、さらに断続的にナメ床を通過すると終了点となると蓑谷の集落の直下にでます。コンパクトなスケールでしたが、楽しく渓流散歩を楽しんできました。
五郎七郎滝 岩洞滝
淵で泳ぐ、若きエース倉沢! 圧巻:蓑谷大滝
蓑滝大滝にて 終了点間近の15mのナメ滝。左より直登
まもなく終了点のナメ床 終了点
2009年7月11日 三ツ峠 岩トレ メンバー;谷内、小泉
くもり空で暑さがしのげる中、久しぶりの三ツ峠を楽しんできました。
下段は新人訓練等でそこそこの人出でしたが、中段以降はすいていてルートまちもなく休む暇なくトレーニングに打ち込めました。
クガイソウ キバナノヤマオダマキ
2009年7月5日 八ヶ岳 中山尾根 天候 うすぐもり メンバー;谷内、小泉
梅雨の合間の一日、中山尾根で岩登りとお花見を楽しんできました。
取りつき早々からハクサンイチゲの群生に出迎えられ、都合20種強の花に出会えました。夏場の八ヶ岳の岩場は登る人少なく、ゆっくりと図鑑片手の岩登りもなかなかおつなものでした。
チシマアマナ
チョウノスケソウ
2009年6月27日(土) 南アルプス 仙丈岳
梅雨の晴れ間を縫って仙丈岳へ登ってきました。北沢峠から、大滝の頭(五合)を経由し、森林限界を飛び出すと、眼前に北岳が悠然と聳えています。小仙丈を経由し、山頂へ。山頂より、南アルプスはもとより360度のパノラマを楽しむことができました。帰路では雷鳥に会うこともできました。ほぼ快晴でしたが暑すぎず快適な山行でした。
メンバー 舟橋(L)・福田・折井
2009年6月28日 奥秩父笛吹川 ヌク沢 メンバー;谷内、小泉 くもり
奥秩父笛吹川流域ヌク沢で今シーズン最初の沢登りを楽しんできました。秩父らしい落ち着いたナメ帯を抹殺してしまった下半部の堰堤の連続に閉口し、こじんまりとまとまって気持ちのよかったミニゴルジュが倒木で荒れてしまっており残念でしたが、あいかわらずのスケールの大滝以降は昔のままでありました。
2009年6月6日 両角岩 岩トレ
諏訪市両角岩にてトレーニングをしてきました。藪蚊に食われながら半日あまり、クライミングと懸垂下降の練習をしました。沢登りのシーズン前にトレーニングしておくことは感覚を取り戻すためにも大切です。
ウェット気味の壁で悪戦苦闘するメンバーもいましたが、良い練習になりました。
メンバー 谷内(講師)、朝倉、倉沢、折井、舟橋
2009年5月3日〜7日 台湾 玉山
会員の一人が台湾の玉山へ遠征に行ってきました。天気がよく人も少なく静かだったとか。ちょうどその頃長野県は4日連続の雨、日頃の行いでしょうか。
その写真が届きましたので、ご覧下さい。 (担当者記)
玉山の登り口 きれいに 整備されて いま 頂上と68才のガイド
す。一日宿泊82名のみとかで日本の 元内科医で ドイツ アメリカ 日本にもいた
ようなそうぞうしさは ありません。 ことがあるとかで博学、博物館の案内も
よかった。台湾を植民地にしていた日本の
歴史もまぜながらの山は奥深いもので
した。
頂上より 北峰をのぞむ 一番奥の左が 頂上
頂上に気象台があり常駐者あり3ヶ月 3000メートルあたりの休憩所から写す
交代とか。台湾には 3000メートルを越え
る山が258座あるそうです。頂上にたつと
奥深い気がします。
玉山りんどう 武昌宮
10年前の地震で 手抜き工事のため柱
がまがり屋根がそのまま落ちたとか
記念に残してある お寺
2009年5月2日〜4日 北アルプス 岳沢 定着 メンバー;L谷内、小泉
予想外に人少なく天候にも恵まれ奥穂、前穂、西穂と3つの穂高岳のピークを踏むことができました。
・5/2快晴 6時茅野発ー7:30沢渡ー8時上高地ー10:50岳沢
昼過ぎから方々で雪崩の音のこだまするなか雪訓。テント15張りぐらいと少なし。
・5/3晴れ 2:30起床ー4時発ー奥穂南稜登攀ー8:10奥穂ー吊尾根経由ー9:55前穂ー奥明神沢下降ー11時テンバ帰着
滝沢大滝手前左側の小ルンゼ〜上部雪壁にルートを求めたが、しまり気味の雪がしっかりついてくれていて快適に登行。トリコニーの岩場でロープをだすが本日のトップ行動であり余裕をもっての登攀が楽しめる。奥穂でしっかり握手を交わした後、涸沢側の雪庇とガラガラの岩場と前穂への登り返しのある吊尾根がしんどし。下山後テント30張りぐらいと増えていたが、そのほとんどが沢すじのど真ん中に張られており考えさせられる状況で、我々も含め本日入山の佐久山の会・松本労山はちゃんと左岸台地上設営でありました。
・5/4うすぐもり 2:30起床ー4時発ー西穂沢を本日もトップで行動ー6:40西穂ー往路下降。雪グサリだす前でスピーデイーに下れ8:17テンバ帰着ー撤収後9:20下山ー10:40上高地
2009年5月3日 釜無山 (南アルプス北端)
富士見町と伊那市の境に位置する釜無山に行ってきました。隣の入笠山の賑やかさとは無縁な静かな山で、GWにも関わらず途中会ったのは単独の2人だけでした。
標高も2116mあるので思ったより雪も多く、ようやく唐松の芽が膨らんできたところでした。この山は全山クマザサに覆われ、登山道も笹にかくれてルートが非常にわかりにくい。肩まである笹をかき分け、目印のテープや標識を探しながら進むがけもの道やら地元の人たちの使う道?やらがいくつもある上、登山道は殆んど整備されていない。おまけに鹿のウンチだらけでした。
山頂は開けた笹原で、里の方は霞がかかっていたが、中アと八ツの展望が楽しめました。下って大阿原湿原を一まわりするが、まだ春らしい花は見つけられず、テイ沢の沢のほとりに咲き始めたばかりの小さなキジムシロの黄色い花がポツポツ見られるくらいでした。我々が帰る頃には観光客の車で駐車場もほぼ埋まって、湿原を散策する人の姿が見られました。
八ツの眺望 開けた場所なのに意外と雪が多い
山頂はダケカンバとシラビソの林に囲まれた笹原
2009年5月2日 南八ヶ岳 硫黄岳
桜平より、オーレン小屋・夏沢峠を経由し、硫黄岳に行って来ました。登山道で踏み固められた雪が凍りついているところもあり、歩きにくかった場所もありました。快晴無風な中、高度を稼ぎ、硫黄山頂からは主峰赤岳をはじめ、八ヶ岳連峰の大パノラマを楽しむ事ができました。ポカポカ陽気の中、足を投げ出し八ヶ岳を眺めるのは山屋として至福の限りです。帰路は赤岩の頭より、オーレン小屋経由で桜平に下山しました。ゴールデンウィークですが早めに行動したためか、人も少なく、静かな山行でした。
2009年4月19日 南八ヶ岳 編笠山 メンバー 舟橋(L)、矢島、折井
編笠までは盃流し経由で4時間で登る、南面は雪はそれほど多くないが山頂より北面は1m以上の積雪がりました。どんどん気温が上がり、ゆるんだ雪に悪戦苦闘しました。青年小屋より源治新道も雪多くコースタイムの倍の2時間近くかかってようやく西岳へ。大休止後、下りは2時間で車止めまでおりました。花見目的でしたが、残雪期の山の洗礼を味わいました。気がつけば10時間も行動していたが、充実した山行でした。
2009年2月14日〜15日 八ヶ岳 阿弥陀岳御小屋尾根 冬合宿
2/14〜15日の両日、7名の参加で八ヶ岳 御小屋尾根〜阿弥陀岳の冬合宿を行いました。前日からの季節はずれの雨で、4時間スタートを遅らせて10:00茅野市運動公園集合。予定通り雨もあがって真っ青な空が広がり、山もまるで春山といった雰囲気でした。舟山十字路からの林道はぬかるみ状態で、昨日は山でも雨だった様子。登山道も少ない雪がすでに融けてグショグショです。ほんとに“お昼寝ができそうな”陽気でした。テントも雪のあるところを探して、御小屋の山頂に2張りを設営。画では午後は明日の行動のために、トレース付けを行う予定でしたが雪がないのでその必要もなく、ゆっくり休息をとることにしました。日帰りのメンバーがここで帰路に。
夕食は鍋を楽しみ、7:00にはシュラフに入りましたが、暑い暑いと脱いでいた人もいました。
翌日は4:00起床。会員手作りの餅入りラーメンを食べ、6:00阿弥陀に出発。稜線に出るとやはり風が強く、岩が露出した尾根を慎重に進み、無事阿弥陀の山頂へ。
下りの樹林帯は、所々凍っていてずいぶん気を使ってしまいました。厳冬期の山の厳しさからは程遠い感の山行ではありましたが、装備や技術、テント生活の基本を確認しながら、参加メンバーのそれぞれのレベルアップをはかりつつ、冬ならではの山を楽しむことができました。
2009年2月8日 八ヶ岳北横岳 雪上訓練
来週の合宿に備え、冬山の訓練山行を行いました。講師谷内さん
朝のうちは雪が舞い、視界も利かずまさに訓練日より?ピラタススキー場の営業開始前のゲレンデ脇で、凍った斜面での歩行訓練。樹林の中ではトレースを避けて、わかん訓練。交代でトップを行く。もぐってしまい、もがいてようやく脱出する。
山頂駅でアイゼンをつけ、カメラマンでにぎわう坪庭を経て、山頂直下の樹林帯でハーネスをつけてのロープワーク。山頂は晴れて眺望もあったが、すさまじい強風のため耐風姿勢の練習となる。下りは滑落停止の練習。ピッケルの扱いが難しいし、とにかく怖い・・・
少し開けたところで、ツェルトの設営訓練。入山前の事前の用意が冬山では特に重要だと納得。等々、かなり盛りだくさんな訓練内容となった。
ひと夏越すと忘れてしまっていることが多く、辛抱強く教えてくれた谷内さん、ありがとうございました。
ようやく晴れて青空が広がった山頂直下で
ツェルトの設営訓練で、2通りの設営を実施
2009年1月24日〜25日 八ヶ岳 真教寺尾根 メンバー 谷内 小泉
二年前に敗退していたコースに再挑戦し、無事赤岳竜頭峰のピークを踏むことができました。トレースなく二人で交代しながらのわかんラッセルを充分堪能し2300m最終鞍部で幕営。
二日目風そこそこあるも快晴の天気のもと上部クサリ場岩稜帯を慎重に越え、最後のガリー状雪壁を直登し夏のトラバースルートには入らずに直に稜上を進み竜頭峰に抜け出ました。「ヤッタネ」と二年越しの握手を交わした後、二回の懸垂をまじえ往路を下降しました。八ヶ岳西面は入山者少なく自分たちの力量が試される貴重なエリアだと実感しました。
2009年1月17日 八ヶ岳横岳 小同心クラック登攀 日帰り 谷内、小泉
里から見る大同心、小同心は数日好天が続くと黒々としてすぐそれとわかるのが常で
すが、最近の強い冷え込みのおかげで真白く雪化粧をしたままの状態の小同心クラックを登じてきました。
朝早立ちのおかげで本日のトップ行動となり同心稜上部からの少しくのラッセル、厳
冬期らしい厳しさを体感できたクラック登攀、誰もいない奥の院からの眺め、同心基部へもどってからの満足感に満ちた大休止を楽しむことができました。
2009年1月4日 山梨身延 富士見山 晴れ メンバー 加藤 福田 矢島
お正月なので、富士山を見に行こうと身延の富士見山(1639m)に行って来ました。
展望台では目の前にドーンと富士山、振り返れば南アルプスの素晴らしい眺望が見られました。雪は全くなく、北斜面にいくらか白いものがあるかな位。
よく手入れされた杉林を抜け標高を稼ぐと、ブナの巨木が点在する林になる。やたら標識がある山で道はしっかりしていますが、ガレた所もありで注意が必要。
初めて見たシモバシラの草についた氷の結晶が白く点々と見られ、何とも芸術的な姿に見とれてしまいました。
展望台から富士山を望む シモバシラの草についた氷の結晶
2008年12月30日〜2009年1月1日 南ア 聖岳 越年山行
本州最南端の3000m峰をめざし南アルプス聖岳へ行ってきました。
強い冬型で山は大荒れの予報のもと昨年の塩見に引き続き敗退かとも思われたのですが、
12/31は予想外に風も弱めの快晴で一日早い初日の出をおがんだ後、快調に歩をすすめ素晴らしい展望の山頂3011mを踏むことができました。 山行報告書はこちらを。
12/30 便ヶ島より入山ー聖平幕営
12/31 聖往復
1/1 往路下山 メンバー;谷内、牛山、小泉
2008年12月21日 赤岳主稜 日帰り 谷内、小泉
前線を伴った低気圧に吹き込む南風のため冷え込みはなかったのですが、時折りの強風のなか冬季岩稜登攀訓練を行ってきました。雪少なく、連休とは思えないくらいにテント少なく先行も1パーティーだけでサクサクと登れました。
・美濃戸までの車の進入は特に問題ありませんでした。
・柳川南沢登山道に関し;昨年の増水で荒れたようで橋が流され登山道も一部付け替
えられており早朝ヘッドラ下での入山時は注意を。
2008年11月29日 恵那山
昼神温泉街を抜けて、広河原ルートで入る。峰越林道はいたる所崩落が激しく、途中でゲートがあって林道歩きになる。登山口から急登が続き、登るにつれ次第に雪が多くなって
県境の稜線辺りからは、5cmほどもあっただろうか。変わり映えのしない尾根道が続く。
里には明るい日差しがあたっているが、山頂の方は暗い空で眺望は期待出来そうもない。
山頂には3つのピークがあり、やぐらを組んで階段がついた展望台があったが何も見えない。山頂の標識からかなり下ったところに立派なトイレと避難小屋がある。寒かったので、小屋の中で大休止とする。薪ストーブや水、毛布の用意があった。今シーズン初の冬山山行となった。
2008年11月22日 山梨 日向山
はくしゅう道の駅より、尾白川林道を入り、矢立石の駐車場に。日向山雁ヶ原の奇岩群に圧倒される。この辺りよりうっすら雪があった。日向八丁尾根を延々、鞍掛山を目指す。このルートは、テープがあって道ははっきりしているが標識というものがあまりないところだった。
鞍掛山の展望台は、目の前に甲斐駒の雄姿がドーンとそびえ、まさに絶景。アップダウンの激しい行程で、行動時間7時間ちょっと。かなり疲れました。
雁ヶ原の白い砂地
鞍掛展望台から望む甲斐駒 錦滝
2008年11月1日 南八ヶ岳 鳴岩川源流の二つの沢周遊
メンバー:矢島、朝倉
天狗岳、根石岳から流れ下る二つの沢を一回りする登山道を歩かない山歩きをしてきました。登りのシラナギ沢は前夜の雪が残り厳しい初冬の山、降りの隣の沢は柔らかな午後の日差しに包まれて穏やかな晩秋の山歩きとなりました。詳しくはこちらを
左岸を高巻く 後方の里には秋の日が差していたが、
シラナギ沢 今日の核心部 かなり寒かった。
今回最も迫力のあった風景。崩落がかなり進んでいる。
2008年10月13日 長野県川上村 五郎山
素晴らしい秋晴れで、青い空と紅葉が始まった白樺の林が美しく、山頂手前のマキヨセノ頭からは瑞牆、金峰、国師などが良く見え山頂の岩壁がドーンと目の前に迫る。
岩がゴロゴロしているから五郎山なんだとか。根筋の岩場はどうやって行こうかとビビリ気味に慎重に行く。下りはうんざりする長い急坂で、トレースを見失いがちなところもあり
登り返したりしたので、どっと疲れが出た。
翌朝は快調だったのでホッとしていたら午後になって、やはりかなりの筋肉痛が襲ってきた。忘れがたい山になりました。
2008年10月5日 キノコ採り山行
正式には、県連女性委員会主催の秋の交流山行です。
秋の深まりを感じつつあるこの頃、唐沢鉱泉を拠点にキノコを採りその鍋をつつきながら他山岳会との交流を深めよう、という趣旨?で催され十数人が参加されました。キノコ採りの名人に鑑定してもらいながら様々なキノコが食され、幸い中毒になることもなくみなさんの胃袋を満たした次第です。こういう山行もたまにはいいものですよ。詳しくはこちらを
2008年9月27日〜28日 北アルプス 笠ヶ岳
どこから見てもそれとわかる山容でなんとなく気になる存在ではあるが、主脈から外れてるせいかなかなか訪れるチャンスのなかった笠ヶ岳に行ってきました。
高差1900mのクリヤ谷コースは水しょい上げのテント泊には登りがいのあるルートでしたが、テンバから見る槍〜穂高の岩屏風はなかなかのものでした。
メンバー;L谷内、朝倉、小泉
「笠山頂にて」 「槍〜穂」
「咲き残っていてくれたリンドウ」
2008年8月23日 中ア 小黒川本谷沢登り
中ア 小黒川本谷の沢登りに行ってきました。あいにくの小雨の天候でしたが、快適な花崗岩の滝登りが楽しめました。下山は長尾根を下ったのですが、以前に比べ上部はトレース乏し気味となっており、途中にあった小屋は倒壊して使用不能となっていました。
メンバー;L谷内、朝倉、小泉、舟橋
「雨にも負けず」
「トイ状滝をかかんにせめる舟橋くん」 「沢筋でかれんな姿をみせるコウメバチソウ」
2008年8月2日 八ヶ岳稲子岳南壁左カンテルート
8/2稲子岳南壁左カンテルートを登り、終了点たる稲子山頂でコマクサの大群落をめでてきました。誰もいない静かな登攀が楽しめ、小泉くんの成長のおかげでツルベで登ることができ5ピッチ一時間半でものたりないくらいでした。 稲子のコマクサは白花傾向のものが多かったです。 メンバー;谷内、小泉
2008年7月20日 妙高山系関川支流黒沢 沢登り
例会山行として妙高山系関川支流黒沢へ沢登り訓練と花見に行ってきました。
・7/20(日)
・CL谷内、SL小泉、加藤、福田、倉澤
・時々霧雨のふる曇り空とあいにくの天気でしたが、沢登り初デビューの倉澤くんには十分楽しんでもらえたようです。標高差400mと手ごろで、やぶこぎ無く縦走路の通る黒沢湿原に導かれ、約20種類の花が楽しめよかったです。
2008年7月17日 三ツ峠 岩登り
関東地方最大の岩のゲレンデ、三ツ峠に行ってきました。平日ということもあり、私たちを含め3パーティのみ。順番待ちすることもなく登れるルートを探すこともなく、登り放題です。こういう三ツ峠も良いものですね。結局6時間ぐらいで、中央カンテ、クーロワール、横溝ルート、第一クラックと4本を登りました。4本登れば十分ですね。すっごく楽しめた三ツ峠でした。でも、あのアプローチなんとかならんか。
富士山がこんなふうに見えますよ。 左フェース、巨人ルートや鶴亀ルートがある
クーロワール最終点から見下ろす。 東面フェース、草溝ルートを行く
2008年7月5日 ロープワーク講習会
非常に暑い日だったので、木陰を求めて、会場は玉川の『多留姫の滝』にしました。
例年になく滝の水量が多く、涼を感じながら脇の東屋で講習を行いました。2時間ほど。
新人は矢島&倉澤。年のせいか、8の字結びが理解できなくて、四苦八苦してしまい
みんなに"どうしてできないのかわからん!!"と嘆かれましたが
最初のロープの握りが違っていて、こんがらがってしまい、こんなに悩んだのは、久しぶりでした。普段の生活でもそんな持ち方はしないだろう・・・と言われて非常に納得。
わかってしまえばなんでもないことですが、我ながら冷や汗ものでした。
あと、斜面で懸垂下降の練習。講師は大変だったと思います。お疲れ様でした。
2008年5月4日〜5日 中央アルプス 空木岳
空木岳山頂 空木平分岐付近から山頂を望む
2008年2月9日〜10日 雲取山
鴨沢ルートの往復コース。 初日、昼過ぎより雪が降り出したため、雲取山荘泊の予定を手前の奥多摩山荘に変更する。小泉さんはひとり余裕だったので、下見を兼ね、雲取の山頂まで続けて行動する。1.5〜2時間のコースを1時間少々で戻ってきた! 誰も同行しなくて良かったです・・
小屋は雨漏りしたり、畳の上に雪が積もったりでたいへんだったが、薪ストーブを囲んで食事が出来、それだけは暖かくて非常に良かった。布団は充分あったが、厳重に着込んで寝る。
翌日は風が強かったが快晴で、昨夜積もった15cm位の新雪を踏んで登る。山頂からもすばらしい展望が望め、日差しも強く予報どおりになった。下りはじめて、倉澤さんの足が痛んで何とか歩くが、少々心配。この日はゾクゾクと登ってくる人の列で、登りは非常に暑そうだった。雲取山荘の豆炭コタツが心残りだったが、行動中はそれほど悪天でもなく、
非常に楽しい山行でした。
2007年12月24日 北八ヶ岳 天狗岳
12月24日(月) 冬型のため下界は晴れていましたが、午前中の八ケ岳山頂付近は薄雲に 包まれ、風が冷たい日でした。黒百合ヒュッテ前の温度計はマイナス10℃、森林限界を超えると西風が露出した肌を刺す感じでした。
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雪上にて、鍋パーティ