陣馬山への縦走前に高尾山口駅にて
お問い合わせは、shirabisoyama@yahoo.co.jp まで
2019年12月22日〜23日 雁坂峠〜笠取山
メンバー:小野木、高橋
恒例となった年末テント泊山行。今年は、三大峠の雁坂峠から、2年前雲取山から見た笠取山へGO!
南岸低気圧は、1日目の夜だけ影響しそう、2日目は晴れ。Let's GOGO!
道の駅みとみに到着すると、野生のキツネが「いらっしゃい。なんか餌ちょうだい!」と近寄ってくる。全然人間を怖がらないキツネを追い払い登山開始。
気温は暖かめ、林道歩き1時間からスタート。雁坂峠直下の急登は、まさに急登。テント泊装備がどんどん体力を奪い、まだかまだかと思っていると富士山が一望出来るスポットが!この2日間で1番綺麗だった。這い上がる気持ちで峠に到着後には「Let'sGOGOの気分は半分くらいでこの峠辛すぎる」と今年あまり歩けていなくて体力も落ちている自分にげんなり。アップダウンを繰り返し、雁坂に到着時点で本日の笠取山登頂を迷いなく諦める。分水路経由で笠取小屋へ冬季小屋が空いていてお借りした。水場は、凍る気配もなく豊富だった。必死に持ち上げた食糧を2人で食い尽くす。「あぁー今日は頑張った、頑張った。笠取山は東京から登ろう。」なんて話で盛り上がる。壁や天井から雪がちらほら降る部屋でシュラフの上に毛布と布団を掛け、夜中は暑いとシュラフの中で防寒着を脱ぐもぐっすり眠れた。
朝起きると雪が20センチ。こんなもんで済んで一安心。明るくなるのを待って、下山へ。昨日とは違い真っ白になった笠取山を眺めるだけで即決で雁坂へ。無風の中アイゼンをつける。この先は、アカペグと携帯のGPSを使いながら雪を楽しんだ。何回か沢の渡渉もあり変化に富むが、なかなかハードな下山となった。
帰りの温泉とラーメンは身体に染み渡り、良きクリスマスイヴイヴだった。
【コースタイム】
1日目
7:40道の駅みとみ〜8:40沓切沢橋〜11:15雁坂峠〜12:05水晶山〜14:20笠取小屋
2日目
7:00笠取小屋〜7:30雁峠〜11:15道の駅みとみ
2019年12月21日 八ヶ岳阿弥陀岳北稜
メンバー、谷内、倉澤、野中、(結城)
例年同様?、雪の少ない八ヶ岳。体力作りに阿弥陀岳北稜に行ってきました。冬のバリエーション初めての方も居て楽しめたでしょうか。
美濃戸から南沢を。道すがらは、雪が少ないので右側の氷瀑が樹林の隙間から遠望できる。行者小屋の営業は終わっていたが、今のところ水場は利用可能であった。まばらなテントを見ながら阿弥陀方面へ。中岳沢を少し詰め、右側のダケカンバの樹林帯を進む。途中、夏道も利用しながらジャンクションピークへ。岩峰手前のミックス帯でロープを出し、コンテで取付きまで。2パーティーで進む。風もあまりなく声も通ったが、ロープが重い。後で聞くと、繰り出しで絡まって苦戦したようだ。なんでも勉強。セカンドは、名物のナイフリッジを気持ち良さそうに進み、短くてもバリエーションを堪能したようだ。個人的には年末に受けての確認ができ、収穫のある山行でした。
【コースタイム】
6:45美濃戸(発)〜9:00行者小屋〜10:40取付き登攀開始〜11:40登攀終了〜11:50阿弥陀岳〜(中岳のコル・行者小屋)〜14:55美濃戸(着)
1 取付きにて 2 阿弥陀岳山頂
3 ロープの片づけは大変です 4 気持ちよさそうなリッジ
2019年12月14日 八ヶ岳硫黄岳
メンバー、谷内、小野木、倉澤、若奈、野中、山中
忘年会の前の山行。近場って所で硫黄岳に行ってきました。夏は盛況な桜平もこの時期は静か。ゆうゆう上部の駐車場に停め出発。夏沢峠までは雪も無く寂しいものでしたが、稜線上に上がれば多少の雪と氷がある。個人的には久々のアイゼン歩行が楽しめた。稜線上は八ヶ岳らしい西風で、防風をメンバーに促すが若者は平気そうだ。若さを感じたが無理はしないように。頂上では雪のあまりついていない八ヶ岳西面を眺め、山の名前を確認する。雪が無い赤岩の頭からオーレン小屋に下り、昼過ぎには下山となりました。
その後は、ハム、ピザ、生春巻き、サラダ、手打ちそば、石狩風鍋など手作りの料理や差し入れに舌鼓を打ちながら、忘年会の夜は更けて行きました。
【コースタイム】
6:50桜平(発)〜8:05オーレン小屋〜8:40夏沢峠〜9:45硫黄岳〜(赤岩の頭)〜11:00オーレン小屋〜12:10桜平(着)
1 頂上 2 山名確認
3 赤岩の頭 4 忘年会
2019年12月8日 上州 赤城山
メンバー L小野木(記) 福田 辻 山中
見上げれば白いものが・・・あちぁっ、雪、降っているじゃないかいと思いながら登りだす。おまけに風も強い、風速10m 以上。こりゃ体感は結構寒いぞと思うも、着ているものは30年物のフリース、ヤッケはありません。さて、これでどこまで持ちますやら。
ほぼ、岩ゴツゴツの直登で、半分ぐらいから上は霧氷が見られ、それが太陽の光に反射して美しいぜっ! しばし見とれるもあと1時間ぐらいの命か。
登山口から1時間半ぐらいで山頂到着、相変わらず風は強くあまりゆっくりしている間はありません。
下山はそそくさと同じ道を引き返しますが、百名山だけあって結構な人です。思うように降りられず、雪に足を取られ岩につまずき、すったもんだでようやく下山。
ちなみにフリースでは風を防げず、山頂で安物のカッパを着てしのげました、ハイ。
【コースタイム】
登山口8:00〜9:30黒檜山頂 9:40〜10:50登山口駐車場
2019年11月17日 比良山 武奈ヶ岳 1214m (滋賀県)
小野木 単独
実に23年ぶりの武奈ヶ岳、その当時の面影は全くなく、スキー場があったのにまったくその痕跡すらありませんでした。ここまで跡形もなければちょっとショック。2004年にスキー場は廃止されたとかで、月日の歩みを感じます。
さて、葛川坊村に車を止め御殿山から南西稜を武奈ヶ岳を目指すべく登ります。最近はここがメインの登山口のようで、駐車場にはかなりの数が。
登りだしてすぐに急登。ブナの紅葉が終わりを迎えつつある樹林帯を、必死のパッチで2時間かかって山頂へ。この南西稜が武奈ヶ岳をあらわすいい尾根で、この雰囲気がいいんですよねぇ。
帰りは比良山スキー場跡に進路を取りますが、初めて来た人にはここにスキー場があったと分からないぐらい、なーんもありませんでした。
北比良峠から金糞峠へ行き、そこから奥の深谷へ。ここがちょっと大変、踏み跡一歩しかないような登山道で踏み外せば崖下、という所がいっぱいあり、一人で行動するときの恐ろしさを改めて実感。慎重に慎重に、です。
6時間弱かかって駐車場に戻ってきましたが、いつまで経っても武奈ヶ岳の関西での地位はゆるがないなぁと改めて思った次第です。なにしろ関西で山をやり始めれば、必ず通る山なんですから。
【コースタイム】
葛川坊村登山口7:35〜御殿山9:00〜武奈ヶ岳山頂9:35〜金糞峠11:00〜牛コバ12:30〜登山口駐車場13:25
2019年11月9日 晩秋山行 大川入山
メンバー:野中、福田、倉沢、TU、高橋、他1名
長野県の長い冬が始まったようだか、晩秋を求めて南下し、大川入山へ。
駐車場には、登山口を示す大きな看板、私達の車を止めるとほぼ満車状態。登山口は、紅葉が見頃で色艶やかな景色を楽しみながら、はじめは木の根が張り巡っている綺麗な登山道を進む。歩けば暑い暑いと話しながら、一部急登も淡々と突き進む。このお山は、人が多く入り登山道は整備され快適。森林を越え山頂手前の樹氷がきれいなスポットは、是非また冬にきてくださいとばかりに樹氷なんてなかった。山頂では、南アルプス方面は雲が切れて望めた。
まさに晩秋山行といった山行だった。
【コースタイム】
8:00駐車場〜9:15横岳〜11:00大川入山山頂 大休止 11:45発〜14:15駐車場
2019年11月2日〜4日 北アルプス中崎尾根〜槍ヶ岳
メンバー;L谷内、若奈、野中
冬の下見を兼ねて中崎尾根から槍ヶ岳に行ってきました。久しぶりの重荷でボッカ訓練にもなりましたが、初めての山域でいろいろと得るものが多く、好天のもと今シーズン初のアイゼン歩行を楽しむことができました。
11/2 快晴
AM5時茅野発‐7時新穂高駐車場。山行届け提出後7:20出発‐8:30穂高平‐西穂西尾根、北西尾根の概念を確認‐9:10白出沢。ここで林道が終わり登山道となる。雪崩に注意必要なブドウ沢、チビ谷を越え10:45滝谷出合。左岸に避難小屋あり。木製の細い橋がかけられているが、飛沫をあび凍っていたためアイゼン装着下に渡る。12時槍平。
つづきはこちらをご覧ください。(PDF)
1.中崎尾根テント場 2.槍ヶ岳
3.山頂から南岳方面 4.槍ヶ岳山頂
5.中崎尾根全容 6.奥丸山から滝谷
2019年10月13日 訓練3部作
メンバー: 谷内、倉澤、野中、若奈、辻、福田
甚大な被害をもたらした台風19号が過ぎ去った翌日、いつ我々の山のフィールドにも災害が及ぶかもしれないという危機感をもって訓練を行ってきました。
1. AMセルフレスキュー;負傷者の移動、ストックとツェルトによる担架搬送、ザック担架搬送、ザック背負子搬送、ストック松葉杖作成、ツェルト設営
2. PM1時〜4時;八子ヶ峰周回コースにて読図山行
3. 夜間ツェルトビバーク;標高1600m地点でのシュラフカバーとツェルトによるビバークはさすがに寒くて熟睡とはいかなかったが一晩耐えることができた。
2019年10月5日 奥秩父 ヌク沢
メンバー:谷内、野中、高橋
週のはじめは台風のご機嫌を見ながら行けるか行けないかドキドキでしたが、沢日和に恵ま れ行ってくる事ができました。 近丸新道から堰堤を越え、その後も4つの堰堤を越えてすぐ二俣を確認。左俣に入ってから が小滝あり、奥の二俣から右沢へ。 ここからナメ床・ナメ滝の連瀑帯。「20年前の渓相に近づいてる」とリーダーが言ってい たが、倒木続きというよりも所々といった感じでとっても気持ちいい。 今回のハイライトの大滝。下段100mは、左岸をロープで確保して登る。ホールドもスタン スも細かくあるが、ヌメッて滑りやすい。ロープがあると安心感で登りきれた。落ち口で今 度は80mの大滝がどーんと構えている。はぁーすてき!これを見ながらの休止。 ここは向かって右手を高巻き、落ち口に出ると50mの上段がまたしてもどーん!こちらは右 岸から途中左岸へ、ぐずれやすい砂地をロープで確保して頂き落ち口へ。 しばらく行ってから装備解除し、けもの道を戸渡尾根へつきあげる。久しぶりの山行で1人 はぁはぁ。その後は、徳ちゃん新道を選択し長い下りを。 その間、歩いてきたヌク沢方面へヘリが向かっている音を聞きつつ、危険を伴うのが沢なん だと、身の引き締まる思いで下山しました。
【コースタイム】
6:40西沢渓谷 駐車場-7:50近丸新道とヌク沢合流 入渓-11:15終了点〜大休止〜11:30発-12:00 戸渡尾根-14:00駐車場
2019 年9月14日〜16日 裏銀座〜読売新道
参加メンバー:L 久保
山行予定が急遽中止となってしまい、とはいえせっかくの 3 連休なので、前から歩いてみたいと思っていた読売新道 へ東沢の偵察がてら行ってきた。
[1 日目]
秋の 3 連休ということもあり、初日七倉山荘前の駐車場は車と人で溢れかえっていた。家族に送り届けてもらい良か ったと思うとともに、急いでタクシー待ちの列に並ぶ。七倉山荘→高瀬ダム区間は、一般車両は通行禁止。タクシー は 6:00 より運行開始、複数台が何往復もするので予約が無くともそれほど待たずに乗車出来た。 烏帽子小屋に続くブナ立尾根は 3 大急登の 1 つである。やや長い登りであるがそれほど急でもなく、非常に登り易い 尾根だった。烏帽子小屋以降は稜線上に出るため遮る物が何もない。兎に角、真夏のような暑さと日差しに日影が欲 しかった。砂漠のような稜線を歩いていくと、突如鞍部に本日の宿泊地である野口五郎小屋が現れた。本日は定員 50 名の小屋にギュウギュウ詰めとなり、布団 1 枚に 2 人という体制で就寝。お隣さんが細見の方で助かった。 つづきはこちらをご覧ください。(PDF)
【コースタイム】
1日目 :七倉山荘 (6:00 発) ?タクシー乗車? 高瀬ダム(6:30 発) ? 烏帽子小屋(10:00) ? 野口五郎小屋(13:35 着、 小屋泊)
2日目 :野口五郎小屋(3:00 発) ? 水晶小屋(5:45) ? 水晶岳(6:35) ? 赤牛岳(9:30) ? 奥黒ヒュッテ(13:05 着、幕営)
3日目 :奥黒ヒュッテ(3:00 発) ? 平ノ渡し船乗り場(4:45 着、始発 6:10 発) ?乗船?対岸(6:20 発) ?ロッジくろよ ん(9:10) ? 黒部ダム(9:35 着)
1.裏銀座 2.野口五郎岳
3.水晶岳より 4.赤牛岳
5.奥黒ヒュッテのテン場 6.平ノ舟渡
2019年9月26日 赤岳 真教寺尾根〜県界尾根
メンバー 小野木(単独)
13年ぶりの赤岳でした。おまけに無風快晴。何かと忙しく近くて遠い赤岳でしたが、念願かないやっとこさ行ってきました。気がつけば13年。
普段行く美濃戸口からではなく、清里の真教寺尾根から山頂を目指し、県界尾根を下るルートをとりました。しかも単独、自分の思いのままに歩くことが出来、牛首山を越えてからは「跳ぶが如く」すっ飛んで行き、登り3時間20分、下り2時間15分、山頂での休憩入れて5時間50分で終了。なんかやり切った感があって、心地よい疲労感とで満足満足。
山の仲間とワイワイやりながら行くのもそれはそれで面白いですが、たまにはこういう単独ですっ飛んでいくのもアリかなぁと思いました。
時々こういう山行をやりましょうと思った次第です。次は・・・?
【コースタイム】
5: 40 大門沢登山口〜7: 10 牛首山〜9: 00 赤岳山頂 9: 15 〜10: 00 大天狗〜10: 45 小天狗〜11: 30 大門沢登山口
2019年9月15日〜16日 八方尾根〜五竜岳〜遠見尾根(北アルプス)
メンバー:Tsu・K(会員外)
【15日】
三連休の2日目、駐車場が込むことを予想して五竜エスカルプラザPに車デポ。予約しておいたタクシーで八方ゴンドラアダム乗り場へ移動。正解だった。6:30始発のゴンドラチケット売り場は長蛇の列。友人のジロー山岳保険のお蔭で片道でも割引で乗れた。モンベルカードは往復のみ割引だって。
ゴンドラ・リフトを乗り継ぎ、労せずして八方池山荘着。快晴。すでに目の前は登山者の行列。やはり3連休の中日である。水面に白馬三山を映し出す八方池の眺めは相変わらず美しい。
つい写真を撮るのに夢中になり長居をしそうになる。唐松岳への稜線まで登りも下りも人が多く擦れ違いに時間を要した。稜線から間もなく小屋かと思っていたがなんか景色が違う。「こんな登山道だったっけ??」結構急な岩場を登りたどり着いた先は小屋の上。登山道が付け替えられていた。目の前に険しい岩肌の剣岳、右手に唐松岳。左手に五竜岳。素晴らしいロケーションに感激。昼食後、唐松岳頂上山荘に下りトイレを借りるもなんと¥300、小屋は泊り客でごった返していた。小屋から唐松岳まではアリの行列のごとく続いていて唐松岳の人気の程に驚く他無い。
つづきはこちらをご覧ください。(PDF)
【コースタイム】
15日:晴れのち曇り 16日:晴れのち曇り・ガス
15(日) 06:00五竜エスカルプラザP(車デポ)〜(タクシーで移動)〜6:20八方尾根スキー場 ゴンドラアダム+リフト〜八方池山荘7:25〜八方山〜八方池〜11:00唐松岳頂上山荘 昼食・大休憩11:45〜白岳〜14:45五竜山荘 (泊)
16(月) 小屋出発5:30〜6:30五竜岳山頂6:50〜五竜山荘出発7:45〜西遠見山〜 大遠見山〜中遠見山〜小遠見山〜アルプス平〜テレキャビン〜12:45五竜エスカルプラザP
2019年9月13日〜16日 北アルプス 雲ノ平
メンバー: 山中
初めての裏銀座。初めての3泊4日のひとり山旅でした。ずっと天気がよかったので、歩いてるときは暑くて、まだまだ夏らしさが残っていましたが、少しずつ紅葉が始まっていて、秋の訪れも感じました。
新宿から折立までの夜行直通バスを利用。バスは満席。予定より10分程遅れて折立に到着。車もたくさん止まっていました。
折立登山口から樹林帯を抜けたあとも、天気はすっきりしませんでしたが、徐々に晴れ間が出てきました。薬師岳が見えたときはほっとしました。
つづきはこちらをご覧ください。(PDF)
【コースタイム】
1日目: 19:58茅野駅〜22:07新宿駅〜22:30新宿都庁バス乗り場23:00〜6:53折立7:16〜8:05アラレちゃん看板〜8:35三角ベンチ8:46〜9:28新しいベンチ9:47〜10:08五光岩ベンチ〜10:58太郎平小屋
2日目: 5:08太郎平小屋〜5:14太郎山〜5:57第1渡渉〜6:36左俣出合〜7:32薬師沢小屋7:42〜9:20アラスカ庭園9:42〜10:23祖母岳〜10:50雲ノ平山荘11:21〜スイス庭園〜12:52祖父岳13:10〜14:23雲ノ平山荘
3日目: 6:20雲ノ平山荘〜7:22祖父岳7:31〜8:04岩苔乗越分岐〜8:14ワリモ北分岐8:18〜9:07鷲羽岳9:25〜10:34三俣蓮華山荘10:46〜11:36三俣蓮華岳12:00〜13:08双六岳13:13〜13:50中道分岐〜14:14双六小屋
4日目: 4:06双六小屋〜4:30樅沢岳5:40〜6:03双六小屋6:30〜7:49鏡平山荘8:02〜9:38わさび平小屋〜9:47笠ヶ岳との分岐〜10:25ロープウェイ温泉駅〜11:05ロープウェイ西穂高口駅〜12:00西穂山荘12:06〜12:52西穂高独標〜13:40西穂山荘13:50〜14:42ロープウェイ西穂高口駅〜15:55ロープウェイバス停〜16:28平湯温泉17:50〜19:03松本バスターミナル〜19:35松本駅〜20:22茅野駅
2019年9月1日 南ア 釜無川水系 尾白川 鞍掛沢
メンバー、倉澤、若奈、野中
スッキリしない天候とにらめっこしながら、沢登りに行ってきました。天候は薄曇り。前日までの雨量は少なかったはずですが、バスクリン色の川は黄色く濁っておりました。また、5年前に遡行した時よりも入渓者が増えているようで、高巻きはハッキリ、アザミと笹藪がウザかったツメには、登山道かと思うほどの踏み跡がありました。色々なところで紹介されているのでしょう。
尾白川林道は荒れていて、錦滝から日向山に続く登山道は、事故も起きているのか通行止めとなっていた。
林道終点より、尾白川への下降はロープが張っている。入渓点へ降り立つと水量はまずまず。しかし釜の色はきれいなグリーンではなく黄色い。水流突破は遠慮したい…。
尾白川本流は、水量の多い沢で、夫婦滝の登攀を除けば難しい所は無い。
鞍掛沢の出会いを過ぎると水量はぐっと減り、単調な小ゴーロが続く。たまに出てくるスラブ状のナメ滝も簡単に越せるが、ハング気味の滝は無理そう。越せそうもない滝やフリクション頼みの滝には高巻き道完備。暑い時期ならば釜を泳ぎとりつくのも楽しそう。手頃な釜で水流突破を試み、メンバー全員ずぶ濡れ。乗越沢出会いで大休憩するが少し体が寒い。
体温回復し、乗越沢へ入るがここはヌメりが強い滝が多い。ツルツルを楽しみながらツメへ。以前はアザミに難儀した所だが、踏み跡がしっかりしているので、アザミには手こずらない。
鞍掛山のコルで終了とするが、思いのほか時間が掛かっていないので鞍掛山に足を延ばす。展望の無い山で、山頂から展望台まで6分の指導標。展望台は諦め下山とするが、駒岩までの上り返しの途中で甲斐駒が良く見えラッキー。黄蓮谷や尾白川本谷が甲斐駒に駆け上がる様子が見える。
当初は日向山初見参のメンバーのために日向山経由で下山予定であったが、途中で錦滝の方に行ってしまう。気付いた時は分岐から100Mも下りてしまっていた(反省)。そのまま錦滝経由で下山したが、道は滑りやすくロープも張ってあった。
【コースタイム】
5:55矢立岩P(発)〜7:40入渓〜8:15鞍掛沢出会〜9:40乗越沢出会(大休止)10:00〜11:10鞍掛山のコル(終了点)〜11:40鞍掛山〜14:00矢立岩P(着)
1 ナメと私達 2 水は冷たい
3 鞍掛山 4 ツメは明瞭に
2019年8月25日 中央アルプス 幸ノ川
メンバー:谷内,野中
中央アルプス正沢川支流幸ノ川に沢登りに行きました.沢自体はそれほど長くはなかったですが,大小20程度の滝があり,直登できる滝も多かったため,登り応えのある沢でした.
スキー場駐車場についた時点で気温が15℃程度と前週までの猛暑から打って変わって涼しい日でした.序盤の7mのゴルジュの滝で左岸側からへつり,滝に取り付こうとしたところで釜に落ちてしまい全身ずぶ濡れになってしまいました.気温が低かったため,体も冷えてしまいましたが,気を取り直して次々と現れる滝を登っていきました.標高1850m地点の二俣を超えたあたりからは日差しが射して快適に登ることができました.麦草岳を巻いている登山道との合流地点でしばらく体を乾かしてから下山しました.
【コースタイム】
6:10 木曽駒高原スキー場駐車場〜6:40 沢出合い〜10:15 登山道合流〜11:00 七合目避難小屋〜12:40 駐車場
2019年 8月11日〜14日 剣岳 源次郎尾根、八ッ峰上半部報告
メンバー;CL谷内、SL宮坂、倉澤、若奈、野中
好天に恵まれ今年も真砂沢定着山行を楽しんでくることができました。
昨年悪天で中止となった源次郎尾根と、5年前に宮坂さんと下部のみの縦走に終わってやり残しとなっていた八ッ峰上半部と二つの尾根を早立ちのおかげか先行者の姿を見ることなく自分たちだけでルート確認を行いながら登りきるというアルパインの楽しさを満喫できた4日間でした。 詳しくはこちらをご覧ください。(PDF)
1.入山初日 2.源次郎尾根を登る
3. 2峰の懸垂 4.剱岳山頂
5.八ッ峰上半を登る 6.八ッ峰の頭に向かう
2019年8月3日〜4日 夏合宿 奥秩父 荒川水系 和名倉沢
メンバー:倉澤(L)、谷内、若奈、野中、(結城)
今年は梅雨が長く、しっかりとした山行に行けなかったが、梅雨明け後は暑い夏、この時期は沢。和名倉沢は行程が長いの軽量化をして入渓。
和名倉沢は和名倉山を水源として、北東に流れる沢。大小様々な滝があり、苔むした奥深い渓相で水量も豊富でした。見所は、核心のゴルジュ「通ラズ」に続く、大滝2段40m。豊富な飛沫を落とす豪壮な滝でした。他にも、弁天滝2段13mや数多くの滝があり飽きさせない所です。
入渓者も多いのか、高巻きには多くのテープあり。枝沢では地形図とにらめっこしながら現在地を確認しつつ予定よりも少し早く1470Mの泊場に着く。ただ、数多くの人を迎え入れた場所の宿命かゴミが多く気持ちのよい泊場では無かったのが残念。流木は濡れており、苦戦しながら暖をとる。シュラフカバーだけでは少し寒かった。
二日目も、暑くなりそうな朝。水をカブリながらの滝も楽しい。稜上近くまで水が流れていた。遡行終了後は、和名倉山へ。展望も無く、一般道を使っても行程が長いので人もあまり訪れないのかもしれない。下山は二瀬尾根を下る。長いという事前情報であったが、4時間は普通では?と思う。ただ、ダム湖へ下りる急坂は疲れた体には堪えた。
【コースタイム】
3日 6:30三峰観光道路(ヘアピンカーブ)発〜6:50入渓点〜10:45通ラズ下〜11:05大滝下〜11:30船小屋窪出会〜14:40泊地着(1470M)
4日 5:30泊地発〜6:45二俣(1680M)〜7:40稜上(終了点)〜8:25和名倉山(白石山)〜12:10三峰観光道路(下山)
1 大滝にて 2 暑くて水の中に入りたい
3 源頭部もコケ 4 和名倉山
2019年7月13日 稲子岳南壁左カンテ
メンバー;L谷内、倉澤、若奈、野中
悪天予報のため源次郎尾根を断念し稲子南壁左カンテルートで若奈さんのリード、野中くんの確保ロープワーク訓練を行ってきました。我々同様悪天転身組で5パーティーとにぎわっていましたが、1年前のGW山行時に前穂山頂でお会いした千葉労山岳樺クラブの3人の方々もおられ、今回も終了点でお互いに写真を撮り合い再会を祝しました。千葉や東京から出向いてこられる人たちの話を伺い、近場の我々は恵まれているんだなあと実感す。
【コースタイム】
天候;くもり、下山時鉱泉間際から小雨降り出す
AM6時茅野発‐6:30鉱泉駐車場発‐8:20黒百合ヒュッテ‐9:15南壁取り付き〜10:20登攀開始=13時終了点〜13:30下山‐15:40鉱泉駐車場帰着
2019年7月7日〜10日 夏合宿B組 (前泊+2泊3日)
予定(前日移動/1日目:会津駒ケ岳/2日目:平ケ岳/3日目:燧ヶ岳)
参加メンバー:L小野木、福田、辻、山中 4名
【前日】
メンバー1名の古希祝いを兼ねて福島の百名山3つ登頂を目指すべく男1、女3 年齢バラバラで向かう。
折しも梅雨の真っただ中。前日までの天気予報は雨マークありで前途多難か?出発日の午前中はかなりの降雨だったがpm1:30出発時には雨も上がり幸先良くスタート。佐久平で買い出しをした後、一路、かつて会津の秘境と言われた福島県の桧枝岐村を目指す。人口600人弱、西那須塩原ICから70kmあまり、まさしく山の中である。道中は降ったり止んだり天気を気にしながら桧枝岐の道の駅にpm9:30到着。車中泊の車が2〜3台。テントを張る場所を探すがここというところ無く建物の軒下を借りることにする。
前日から1日目のつづきはこちらをご覧ください。(PDF)
【コースタイム】
前日7/7:13:30茅野出発→佐久IC→西那須塩原IC→ 21:30桧枝岐村道の駅
1日目7/8:桧枝岐村道の駅5:30→滝沢登山口6:00〜水場〜展望ベンチ〜9:15駒の小屋〜9:30駒ケ岳山頂 休憩 下山開始10:00〜駒の小屋〜水場〜14:00滝沢登山口
キリンテかわばたキャンプ場 テント設営 お風呂 テント泊 8時就寝
夜、かなり雨が降っていた。
【2日目】 平が岳 7月9日
もう深田久弥を恨むわぁ、どうしてこの山が百名山なのか。
もっとも深田久弥が登ったときは3泊4日で登り、水上温泉へ抜けたそうですから、現在とはルートが全く違います。現在の、百名山のなかで日帰り登山最難関と言われる面影は全くないでしょう。
ルート図で見ても行動時間は10時間以上、早立ちを心がけましたが、登山口の出発は午前5時20分とちょっと遅かった。
2時間かかってヤセ尾根を登り、ここから少し楽になると思いきやアップダウンの連続。
這う這うの体で急登を登ると視界がパッと開け、そこには池塘が。そして初めて山頂が見えました。 2日目、3日目の様子はこちらをご覧ください。(PDF)
【コースタイム】
鷹ノ巣登山口駐車場5:20 〜 10:50 平が岳山頂 11:20 〜 16:00 鷹ノ巣登山口駐車場
2019年6月22日 河原木場沢
メンバー:谷内,倉澤,久保,結城,高橋,野中
今シーズン初めての沢登りで北八ヶ岳,河原木場沢に行きました.昨年の台風の影響か沢沿いの大木が倒れており荒れた状態の個所もありましたが,ナメ歩きや滝登りもありシーズン初めの良い足慣らしになりました.
林道が沢を横切る出発点から遊歩道を5分ほど歩きナメが出てきたところで入渓しました.やがて現れた横に丸太の梯子がかかっている4mの一の滝は,梯子を使わず直登しました.醤油樽の滝手前のゴルジュ帯は遊歩道に沿って右岸から高巻して,アルミの梯子を下りて醤油樽の滝に出ました,醤油樽の滝は直下で眺めてから,高巻きして,懸垂下降で滝の落口に出ました.核心部にあたる二段の滝は岩がかなり脆くなっていたため直登は断念して左岸から高巻しました.沢沿いには所々,クリンソウが咲いていました. 以降は,谷が開けて,ゴーロ部分が多くなり,標高2200m付近で二股に出ました.ここで沢装備を解除して天狗西尾根を目指してガレ場を登っていきました.
天狗西尾根に出てからは一般登山者とすれ違うことも多かったです.西尾根に沿って下山して,枯尾の峰でワラビ採りをしてから登山道に沿って唐沢鉱泉におりました.心配していた天気も西尾根上で少し雨がぱらつく程度で大きく崩れることなく,無事下山することができました.
【コースタイム】
5:00スポーツ公園 - 6:00林道駐車場 - 6:05 入渓 - 7:20 醤油樽の滝 - 10:10源頭 - 12:45 枯尾の峰 - 13:15 唐沢鉱泉
ナメ歩き 醤油樽の滝にて
懸垂下降で醤油樽の滝落口に出る 一の滝の直登
1.針ノ木雪渓 2.古希を迎えた福田さん
3.キヌガサソウ 4.今回回収したゴミ
2019年5月30日 甲武信岳
メンバー: L小野木(記) 福田 辻
いやいやいや念願の甲武信岳へ行ってきましたが、毛木平から千曲川の源流をとおり山頂から十文字峠を経ての周遊コースは、とっても大変。
とくに甲武信岳山頂から十文字峠の間は、アップダウンの連続で岩場あり鎖場ありハシゴありのオンパレード。
このルート、甲武信岳山頂から下りましたがそれが正解で、逆ルートを登っている人たちは必至のパッチの様相でした。なにしろずぅっと登り、途中すれ違ったパーティは何人かバテていましたから。こりゃ大変だわと思うもこちらも余裕は大してなく、予定より1時間遅れでの午後3時前に十文字峠へ到着でした。
あまりゆっくりしている間もなく休憩を済ませそそくさと出発しましたが、駐車場まで約1時間30分という標識にげんなりし、這う這うの体で駐車場に着いたのは午後4時15分ごろ。実に9時間20分の行動時間でしたっ。
しばらくは行きたくないなぁと思うけれど、百名山が一座増え、千曲川の源流と新緑とシャクナゲが楽しめた山行に満足満足、ですぅぅぅ。
【コースタイム】
毛木平駐車場 6: 55 〜 千曲川源流 10: 05 〜 10: 45 甲武信岳山頂 11: 15 〜
十文字峠 15: 00 〜 16: 15 毛木平駐車場
2019年5月28日 八ヶ岳 双子池・亀甲池
メンバー:朝倉・高橋
ゆったりまったり平日山行へ。のはずが…雨女パワーを発揮して降らせてしまいました。王岳まで行く計画から双子池から亀甲池・天祥寺原方面へ池巡りに変更。
いつもと違う待ち合わせ時間・場所に、ラッシュを体験しながら何とか到着。待ち合わせ場所に来ることが本日の核心部かと思いきや、まさかの蓼科スカイラインが七合目登山口の少し先まで行くと通行止めと看板… つづきはこちらをご覧ください。(PDF)
2019年5月24〜25日 三股から残雪の蝶ヶ岳に登る
メンバー:山中、友人1人
平日の入山ということもあり、対向車はなく駐車場は空いていた。
三股登山口から力水の手前までは、ニリンソウなどの白い花がたくさん咲いており、お花畑の中を歩いた。ゴジさんの辺りまでは全くの夏道。天気もよかったので、とても暑かった。
ゴジさんを過ぎてしばらくすると、雪が出てきた。アイゼンは装着せずに、踏み抜きに気をつけながら歩いた。その後はずっと急斜面が続き、友人は途中でアイゼンを付けていたが、私は昨日の小日向山での蹴り込んで登る練習を生かし、アイゼンを付けずに登ることができた。
蝶ヶ岳ヒュッテに着き、2人とも急登に疲れていたため、どこにも行かず、ごはんを食べたり写真を撮ったり、景色を楽しんでゆっくり過ごした。穂高連峰は夏よりも白く、やっぱり美しくてかっこよかった。2日間とも、天気に恵まれていい日だった。
下山時は、雪がだいぶ緩んでいたが、豆うち平手前までアイゼンを装着した。土曜日だったので、登山者がたくさん登ってきていた。斜面で一度転んで、少し滑り落ちた。幸い長い斜面ではなかったため、止まることができたが、雪山で転んで滑ることは恐ろしいと思った。
蝶ヶ岳から360度素晴らしい景色を楽しむとともに、残雪期の難しさを実感し、もっといろいろな状態の雪道を経験していきたいと思った。
【コースタイム】
1日目:三股駐車場 7:44-三股登山口 8:00-力水 8:15-ゴジさん 8:32-蝶沢 10:30-蝶ヶ岳ヒュッテ 13:00
2日目:蝶ヶ岳ヒュッテ 7:00-まめうち平 10:00-ゴジさん 10:40-三股登山口 11:06-三股駐車場 11:24
2019年5月11日 残雪山行 小日向山
メンバー:谷内・福田・辻・山中・高橋
しらびその晴れ男・女さんのお陰様で晴天の中残雪山行、白馬三山を眺められるという小日向山へ行ってきた。
猿倉の駐車場は、スキーやボードを担いだ人で溢れていた。駐車はできたもののすごい車の量に驚いた。
雪の下から出るフキノトウ、ニホンカモシカ、リスのお出迎えを受け、登山口からしっかり雪の上を歩く。大雪渓と白馬槍との分岐からは急登となるが、所々白馬山が眺められブナ林歩きは気持ちが良い。コルまでの急登は立ち止まることないスピード調整のお陰で息が上がることなく突破。頂上では白馬三山、不帰〜唐松岳、妙高方面までの絶景に、しらびその母達の春の菜っ葉やおかず、大満足な大休止。
帰りは、新しいデブリあり、踏み抜く箇所もありで春山の恐ろしさも実感した。
エンレイソウ・ニリンソウ・座禅草・カタクリ・水芭蕉を愛で、山菜摂りも楽しみお土産付きの良い残雪山行だった。
【コースタイム】
7:15猿倉 駐車場−9:45コル 10:25小日向山山頂〜大休止〜11:10発―12:40猿倉 駐車場
コルまでの急登 白馬岳 主稜
白馬鑓〜杓子岳 唐松への険しき道
2019年5月3日〜6日 岳沢定着(明神岳、奥穂南稜)
メンバー;L谷内、倉澤、若菜、結城
10連休後半の好天周期に恵まれたこと、4月の冷え込みのおかげで例年並み以上の積雪量であったこと、メンバーの力量が少しづつアップしてきてること等より充実した春山山行を楽しんでくることができました。 つづきはこちらをご覧ください。(PDF)
1.明神岳山頂 2.トリコニーにて
3.奥穂南稜を登る 4.吊り尾根から前穂へ
2019年4月27日〜28日 乗鞍岳で雪上訓練
メンバー: L谷内、倉澤、久保、野中
GW初日、晴れ間が見えていたが天候悪化が予想されるため、雪洞作りに専念。約2250m地点のルートから左手に外れ、3m程の積雪を確保出来る適地にて雪洞を作った。雪質は何層かアイスバーンがあり硬く、掘るために非常に体力を使った。晴れ間が見えたり吹雪いたり目まぐるしく変わる天候の中、4人分の十分な寝床を確保するために、掘り始めてから完成まで4時間近く要した。
2日目、夜激しく吹雪いていた影響から10cm程度の積雪があった。硬い雪上への降雪は、雪崩の危険性もあることから、山頂は目指さず、早朝から近辺で雪上訓練を行って下山した。天候が良かったせいか、登山道は沢山のBCの人で賑わっており、駐車場に停めきれず路駐する程車が溢れていた。
【コースタイム】
1日目: 三本滝レストハウス(7:00発)-約2250m地点雪洞適地探し(9:00)-雪洞作成開始(9:30)-雪洞完成(14:00)
2日目: 近辺にて雪上訓練開始(6:20)-下山開始(10:00)-三本滝レストハウス(11:00着)
1.雪洞にて 2.スタンディングアックスビレイ
3.スノーポラード 4.滑落停止
2019年4月7日 お花見山行 道志山塊 杓子山・鹿留山
メンバー 辻L, 福田, 小野木, 山中, 野中
お花見山行として山梨の道志山塊,杓子山・鹿留山に行きました.
忍野村役場手前、忍野小学校グラウンドを左折し、林道明見忍野線を経て鳥居地峠に車を駐車しました.鳥居地峠から東に伸びる林道を進み,カラ松林や,南斜面の茅野を望む急登を登り切ると高座山山頂に出ました.
高座山山頂から一度下り,尾根伝いに再度登っていく登攀中にはハングライダーのテイクオフポイントが有り,ちょうどハングライダーの準備をしている方々がいました.樹林帯を抜けて尾根を登り切ると杓子山山頂につきました.杓子山の山頂にはテーブル,ベンチがあり,富士山を見ながら大休止を取ることができました.
鹿留山からの下りは急で,岩場も連続していました.また,杓子山はトレイルランが盛んに行われているようで,立ノ塚峠に着くまでに,山中湖方面からトレイルランで登ってくる20名くらいの方々とすれ違いました.立ノ塚峠から鳥居地峠までは忍野村の集落の中を歩いて戻りました.
帰りの車の中からは,甲府方面の桃の花や,満開の桜の花も楽しむことができて良いお花見山行になりました.
【コースタイム】
鳥居地峠 7:55 → 高座山 8:55 → 大権峠 9:40 → 杓子山 10:35 → 鹿留山 11:40 → 立ノ塚峠 12:45 → 鳥居地峠 14:20
2019年3月24日 王岳 (山梨県)
メンバー:福田・TU・高橋
晴れ女さんと一緒に行けた為、富士山拝観日和の下、山行決行できた。
駐車場に着いた時には、既に5台程の車がある。茅野では水道管が凍るほど冷え切った朝だったが、ここはさすが山梨県といった感じで温かい。北斜面に遮る物がないと肌寒い風に当たるが登りではちょうど良いくらいの気温だった。
登り始めて直ぐに急登が続き、尾根に乗る直前からわずかだけ雪が現れ、稜線は濡れた笹が茂り膝を濡らした。しかし常にMt.Fujiに見守られて歩ける稜線は気持ち良い。春の訪れを知らせ早く花開きたいと言っているような蕾をつけた木五倍子とフサザクラ、ブナ、馬がこの葉を食べると足がしびれて動けなくなるという有毒の馬酔木、花と木のお勉強をしながらの下山はあっという間だった。女子会山行では、帰りの温泉も女子トークでゆっくり過ごし充実した1日だった。
【コースタイム】
7:40いやしの里根場 登山者用駐車場−9:40王岳 10:10発―11:15鍵掛峠 11:55発―13:00いやしの里根場
2019年3月2日 黒斑山 新人歓迎山行
メンバー L久保 谷内 辻 高橋 山中 小野木(記)
新入会員の歓迎山行という名目で、浅間山の外輪山の黒斑山へ行ってきました。
ただ単にみんな行きたかっただけ、というのが本当のところ? 6人もの人数が集まりましたが、オシャベリあり地元の温泉ありと、和気あいあいと過ごせた歓迎山行でした。果たして新入会員にはどう映ったでしょうか。やかましかっただけのように思いましたが・・・?
車坂峠までは道路凍結もなく山道を登っていけましたが、登山道はまだまだ雪。春山の残雪を楽しめ、天気よくそぐそこには四阿山と根子岳、遠くに槍穂高連峰から北アルプスが見え、中央アルプス、八ヶ岳は雲の上でまるで宙に浮いたように見えます。はるかかなたに富士山もうっすらと見えました。
登山口では風が強かったものの樹林帯に守られた黒斑山では眼前に浅間山が見え、雪の付き具合からガトーショコラに粉糖をまぶしたようと形容されますが、おいしそうに見えるかどうかは個人の見解によりますね。
大休止の黒斑山山頂近くでは、おしるこが登場し浅間山を肴に舌鼓。ぜんざいのと違いは何? と個人的には思いましたがおいしくいたたけました。
下りは登山靴のそこについた雪に悩まされるも、颯爽と下れあつという間に駐車場へ。
春山の残雪を楽しめた新人歓迎山行でした。
【コースタイム】
駐車場(8:00発)-表コースを経てトーミの頭(10:00)-黒斑山山頂(10:20)-少し先の広い場所にて大休止(11:05発)-中コースを経て駐車場(12:15着)
2019年2月24日 守屋山(1650m)箕輪口
参加者:Tsu、F、会員外1名
天気は快晴。登山道は凍っていた。山頂まで雪無くアイゼン必要無し。
箕輪口からの登山道は良く整備されていて歩きやすくとても明るい。未だ朝早いのにもう下山してきた地元の方と会う。
山頂には4人、その後10名くらいの団体が賑やかく来た。ハーハー息荒く登って来て景色も見ずに折り返し下山して行った男性有り。後で聞いた話によると毎日トレーニングで登っているKさんとの事。いかにも里山らしい話である。
展望の良い100名山の名の通り、諏訪湖を見下ろし、八ヶ岳、中央アルプス、御嶽、乗鞍、北アルプスの山々を眺め、山頂でのんびり過ごした後、1時間弱でお昼前には下山。少しぬかるんでいる所もあったが、ほとんど凍ったままで歩きやすかった。午後はそれぞれスケジュールをこなして充実した1日だった模様。
【コースタイム】
箕輪登山口8:50 〜守屋山山頂10:00 〜下山開始10:50 〜箕輪登山口11:40
2019年2月26日 AED講習会
会員に医療関係者がいる都合で、年に1回AEDの使い方及び心肺蘇生法を学ぶ機会があります。それが先日の例会で行われました。
練習用のAEDなのですが、普段使わないものですから若干の緊張感をいだきつつ練習開始、と言ってもAEDがしゃべってくれますからその通りに動くだけです。
年に1回、こういう経験をしておかないといざという時にはつかえないでしょうし、またできれば使わないに越したことはないですよね。
そう思いつつも、今回もまた「AED太郎くん」は頑張ってくれました、ハイ。
2019年2月16日〜17日 八ヶ岳 真教寺尾根
参加メンバー:L倉澤、SL久保、高橋
赤岳東稜を視野に入れ、下見と経験を積む事を目的に真教寺尾根を登ってきた。
[1日目]
積雪もなくカラカラに乾いているので、美し森ロッジ(たかね荘)の駐車場を使う事が出来た。強風の予報通り、駐車場の時点で風が強い。また、まるで春のように気温が高すぎる。
賽の河原を過ぎるまで雪は薄付き、牛首山までは難なく辿り着く事が出来た。先行者は、テント泊装備の1名のみになり、牛首山に幕営して赤岳をピストンするそう。我々は予定通り、扇山にテントを幕営。 つづきはこちらをご覧ください。(PDF)
【コースタイム】
■1日目
美し森ロッジ駐車場 (6:30発) ? 牛首山(9:20) ? 扇山(9:40着幕営、10:30発) ? 真教寺分岐(13:15) ? 赤岳山頂(13:30) ? 扇山(幕営地15:40着)
■2日目
扇山(幕営地5:50発) ? 牛首山(6:00) ? 美し森ロッジ駐車場(7:00着)
1.ラッセルあり 2.鎖場はしっかりと露出
3.竜頭峰はすぐそこ 4.赤岳山頂にて
2019年2月10日〜11日 冬合宿 杣添尾根(Bパーティー)
メンバー:倉澤(L)、若奈、(宮坂)
海ノ口登山口に着いたときに、忘れ物発覚!よって急遽、食い延ばし訓練を行うことになりました。トレースを使い1日目に硫黄岳までのピストン。2日目は、三叉峰までのピストンに行ってきました。
別パーティーが入っているためトレースはバッチリ。下部の登山道は雪少なく氷付いている。歩きに飽きたころに、別パーティーのテント発見。整地をしてくれた所に有難くテントを張り、横岳へ。当初は、赤岳方面のピストンだったが硫黄岳方面に進路変更。風もあまりなく気持ちの良い歩き。テントに戻り、別パーティーの好意に甘えて食事を頂く。(当初の目的はなんだったのか?)
夜半に風が出ていたので、トレースが消えての多少のラッセルを期待して、次の日は三叉峰へ。チョットですがラッセル訓練。三叉峰周辺を徘徊したあとテント場経由で下山。帰りに有名店で食事をしてから帰宅となりました。
【コースタイム】
10日 6:50海ノ口登山口発〜9:15幕営地(2430M)9:55発〜11:05三叉峰(大休止)〜12:35硫黄岳〜14:45幕営地着(2430M)
11日 5:40幕営地発(2430M)〜7:15三叉峰〜8:30幕営地(2430M)8:55発〜10:10海ノ口登山口着
1日目 硫黄岳 2日目 ちょっとラッセル
2019年2月10日 霧訪山(11305m)〜大芝山(1210m)周遊 下西条コース
合宿C班 メンバー:F、Tus、会員外1
合宿とは言っても冬山経験の浅いC班は自分たちの力量に合った里山に行く事にした。
3日前までは山の天気予報Cの不適となっていて悩ましい状況となっていたが、前日には最適のAとなり、さすが晴れ女3人!!である。
山の神自然園駐車場に先着車は一台も無く、晴れ予報とは裏腹に少しガスっている。薄い足跡がかすかにあるが昨夜の降雪で新雪状態。10センチ位ではあるが歩き出すと雪の下はアイスバーンになっており、平らなのにいきなり滑って転びそうになる。10分くらい先の登山口からアイゼンを装着した。 つづきはこちらをご覧ください。(PDF)
【コースタイム】
茅野7:00 → 8:15塩尻、山の神自然園駐車場8:30〜雄床山神社〜たまらずの池〜霧訪山登山口〜34番鉄塔〜大芝山分岐〜男坂・女坂分岐〜10:45霧訪山山頂 大休憩 下山開始11:35〜大芝山分岐〜鉄塔〜12:40芝山山頂〜37番鉄塔〜洞ノ峰西條城跡〜26番鉄塔〜山の神神社〜14:10山の神自然園駐車場
2019年2月9日〜11日 冬合宿 杣添尾根 Aパーティー報告
メンバー;L谷内、高橋、野中
入山者の少ないであろう八ヶ岳東面杣添尾根で冬山テント生活、尾根上部でのプチラッセル、横岳岩稜帯でのアイゼンワーク、硫黄の強風体験など成果の多い合宿を楽しんできました。
2/9 硫黄岳 くもり〜小雪
AM6時茅野発‐7:10海ノ口別荘上登山口駐車〜7:35発‐雪少なく尾根に取り付いてしばらくは氷化気味で早々とアイゼン装着し古いトレース跡を順調に進む‐10:30標高2430m地点に明日入山のBパーティー分も含めて二張り分のテンバを設ける。
つづきはこちらをご覧ください。(PDF)
2019年1月27日 赤岳主稜
メンバー:倉澤(L)、谷内、若奈、(結城)
数日前の降雪で冬山らしくなった八ヶ岳に、登攀訓練に行ってきました。単独では味わえない仲間と登ることの充実感や、仲間と行くからこそ注意する点など、収穫のあった山行でした。
当初は、1泊2日で行く予定でしたが、天気予報を見ながら行程の変更。風雪の収まる予想の日曜日日帰りとする。当日の新雪は20センチほどで登山道も歩きやすい。日曜日との事で登攀の順番待ちかなとは思っていたが、先行は少ない。知り合いのパーティーも見つける。有難く先行させてらい、2組で登る。風の強い所なので新雪は飛ばされており根雪がある程度で登りやすい。メンバーの力量から変則的にピッチを切り、3時間40分の登攀。雲の無い稜線上に真っすぐ上がるのは、やはり気持ちが良い。
リード時のザイルの重さ、ザイルの流れからセカンドがどの位置かの当たり、セカンド時のザイルの張り具合、場合によってはセカンドが見える位置でピッチを切る、など感心しながらの登攀。終了後はやはり、山頂を一顧だにせずに足早に下山となりました。
【コースタイム】
5:55美濃戸発〜8:05行者小屋〜9:30文三郎道分岐(登攀準備)〜10:10取付点(登攀開始)〜13:50稜上(登攀終了)〜(地蔵尾根)〜16:40美濃戸着
01 雪化粧 02 CS あらよっと
03 空に向かって 04 終了点にて一息
2019年1月19日 富士見山(1638m)堂平コース (山梨県)
参加メンバー:F、Tus、会員外1
Fさんが以前、冬に富士見山で見たと言う「霜の花」を見に行こうと計画。寒い朝、シモバシラという植物の茎にできるという。Fさんの家の庭にもあるのだとか。
天気は快晴。高速窓越しの富士山もくっきり美しい。さすが!晴れ女3人。(※翌日は雪だった!)
少々迷って甲斐やすらぎの宮、堂平登山口に着く。かなりの山間なのに民家、学校、お寺あり。10年くらい前に登ったことがあるFさんの案内ですぐ堂平登山口から登攀を始める。 つづきはこちらをご覧ください。(PDF)
【コースタイム】
茅野6:00 → 8:00甲斐やすらぎの宮 堂平登山口 8:20〜造林小屋〜御殿山分岐〜11:00富士見山展望台 大休憩 下山開始12:00〜13:50平須登山口〜14:00甲斐やすらぎの宮 堂平登山口
2019年1月17日 八ヶ岳 天狗岳
メンバー 小野木 Yさん
個人的には2年ぶりの天狗岳、2年前には猛烈な風と視界の悪い中のぼったなぁと思いながら、歩いていました。
今冬は雪が少なく、営業を終了している唐沢鉱泉から入れるのではないかと思い、一番ポピュラーなルートから山頂を目指しました。駐車場は全部で5台、ま、こんなもんでしょう。
渋の湯からのルートは、渋の湯の評判が悪くあまり行きたくありません。
黒百合ヒュッテを過ぎアイゼンピッケルの完全装備、森林限界をすぎてからは強烈な西風に見舞われますが、この日は風は強いもののそれほどでもなくルンルン気分の冬山トレッキング。
平日というのに、さすがに八ヶ岳の冬の入門コースだけあって人は入っています。20人ぐらいに会ったでしょうか。人少なく天気良く風弱し、ちょっとしたハイキングでした。
【コースタイム】
唐沢鉱泉 8:35〜10:15 黒百合ヒュッテ 10:35〜11:35 東天狗岳山頂 〜 12:15 黒百合ヒュッテ 12:30 〜 13:40 唐沢鉱泉
2019年1月13日〜14日 八ヶ岳 旭岳東稜
L谷内、宮坂
20年くらい前に佐久アッセントクラブの山行に参加させてもらい稜上ツェルト泊を含め冬期アルパインの楽しさを教えてもらった思いで深いルートに久しぶりにチャレンジしてきました。雪が少ない分、充分いやらしいミックス壁クライミングを堪能することができました。
1/13 快晴で風なし
AM6時茅野発‐6:45美し森駐車〜7時発‐昨年秋の台風の影響で林道、登山路の荒れ様がすさまじい‐9:08出合小屋。 つづきはこちらをご覧ください。(PDF)
2019年1月12日〜13日 阿弥陀岳 赤岳
メンバー:倉澤(L)、高橋、野中
降雪少なめで寂しい八ヶ岳。晴れ間の中赤岳と阿弥陀岳に行ってきました。初見参の人と歩きが上達した人、収穫のある山行でしたでしょうか?
3連休の混雑を予想して6時前には美濃戸に着いたが駐車場はガラガラ。(でも帰りに見たら満車でした)豪雨で荒れた南沢を行く、確かに橋が付け替えられており倒木が目立つところもあるが通行には支障なし。行者小屋のテン場も被害は少なそうだ。テント設営後、阿弥陀に向かう、中岳沢も雪少なく南稜も岩峰は黒々としておりブッシュも出ている。中岳とのコルから一登りで阿弥陀岳に、「今度は違うルートで来たいね」と話す。それにしても風も無く良い天気だ。テントで戻り周囲を散策して美味しい鍋を味わった後、就寝。テントの数も増えていた。
夜半に雪が舞ったが1cmも積もらない。冷え込みも厳しくなく、新しいシュラフの真価はまだか?新潟産の御餅を食した後、赤岳へ。登攀目的の姿も見え、そちらも興味有りそうげでしたが、今回は一般道での赤岳と、概念を掴むことが目的。赤岳南面立場沢源頭部の鎖場は慎重に越えて赤岳へ。今日も風が無く天気が良い。大休止後、一気に地蔵尾根経由で行者小屋まで。テント撤収後帰途へ。午前中には美濃戸に着くことができました。
条件が良すぎましたが、これは雨女返上のおかげでしょうか?それともそれを上回る晴れ男がいるのか?とにかく、いろいろな条件で冬山に入るのが上達の一歩ですね!
【コースタイム】
12日 6:15美濃戸発〜(南沢)〜8:35行者小屋9:30〜10:55阿弥陀岳〜12:00行者
小屋(泊)
13日 6:10行者小屋〜(文三郎)〜7:55赤岳8:20〜(地蔵尾根)〜9:30行者小屋
10:15〜(南沢)〜12:00美濃戸着
1 横岳西面も雪少ない 2 阿弥陀岳
3 雲海の上で 4 赤岳
2019年1月6日 新年山行 高尾山〜陣馬山
メンバー:小野木・福田・TU・高橋
あけましておめでとうございます。本年も安全登山を楽しめますように。
“高尾山語らずして山を語るなかれ”をテーマに山行へ。
藤野駅前駐車場に車を停めてJR-京王線を乗り継いで高尾山口へ。電車は人身事故の影響で遅延、天気と一緒で何だか曇り気味スタート。何とかスタート時間は予定通りにできてよかった。
高尾山へは稲荷山コースで。人も多く、トイレは綺麗で山頂に車はあるし1座目は登山口に来たような気分で通過し裏高尾山域、小仏城山〜景信山〜陣馬山へ。整備された道に階段の連続、杉林、とにかく上がって下がって、Tokyoを眺めて、江ノ島・海を眺めて、富士山は顔を出してくれず、丹沢方面を眺める。下山後に知った部分日食は注目もできてなかったがきっと雲の中だったんだろうなと。下山は、一ノ尾尾根を降りて駅までの30分車道を歩き、トンネルの中も歩いたり、新年早々よく歩き良い年明けとなった。
これで高尾山を語れるようになったのか、山を語れるのか…まだまだ山についてなんて語れないといった気分なのは私だけか…
【コースタイム】
6:30藤野駅−7:30高尾山口―9:00高尾山―10:10小仏城山−10:55景信山―13:05陣馬山―14:50陣馬山登山口バス停―15:20藤野駅
2019年1月5日 阿弥陀岳南稜
L谷内、宮坂、久保
冬季今シーズンの南稜は、既に年末に事故が発生している。1/2に降雪があり、ゲートの奥に轍があるということは、再び事故が発生し警察車両が入った可能性がある。今日は大丈夫なのだろうか、と不安になる。
広河原橋を過ぎ、右手2本目の道から南稜取り付きへ。急斜面かつ凍結しているため、取り付き点にてアイゼンを装着。尾根に乗ると青ナギ付近までは積雪は驚く程ない。青ナギまでアイゼンを外した。青ナギにて、登攀装備一式を装備。風も強く、稜線に出てしまうと着込める場面が無いため、しっかり着込んだ。尾根の右手に、所々雪庇が発達している。無名峰までは、吹き溜まりのせいか、やや積雪があり。天気は好転になるどころか、ますます視界が悪くなる。こんな日に南稜を登っているのは我々だけであった。途中、広河原沢右俣を詰めてきた男性1名に会う。そのまま、尾根を下って行った。
核心部のP3ガリーは、積雪から入り口が近くなっていた。宮坂さんにリードしていただき、久保がセカンド、谷内さんに後方を面倒見ていただいた。氷化した岩の上に、ザラザラと雪が吹き溜まっており蟻地獄のような状態。3ピッチ伸ばし、3ピッチとも40mほどできった。1ピッチ目、下部の大岩に付けられているボルトで確保。2ピッチ目、ルンゼ状から中ほどにある大岩の右斜面を登り灌木にて確保。大岩にもリングボルトがあった。3ピッチ目、終了点で登りきった。P4のトラバースも積雪で埋もれなかなかスリリングな感じであった。
阿弥陀岳山頂到着後、御小屋尾根を経由し下山。一昨年に起こしてしまった南稜の事故から、色々考えさせられていた。今回冬季の南稜を登る事が出来、非常に感慨深かった。
【コースタイム】
舟山十字路(6:00発)- 青ナギ(8:30)-無名峰(9:20)-阿弥陀岳山頂(11:30)-舟山十字路(14:25着)
1. P3ガリー 2. 嬉しそうな谷内さん
3. P4から山頂へ 4. 阿弥陀岳山頂